御手洗 照子

御手洗 照子

御手洗 照子

㈲T-POT代表取締役

1次審査に参加させていただきました御手洗です。
前回3年前の作品も印象的なものが多く、その幾つかはまだ目に浮かぶ気が致します。
今回も漆の表現の可能性を大いに感じさせる作品が多くありました。
大賞となった<割木四段重箱>もしかり、側面の自然感と蓋の端正さが良いコントラストになっており、木と漆の豊かな表情が楽しめます。
個人的に最も興味を持ち、魅かれたのは銀賞となった<金色に舞う>です。
WOW! と心を掴まれました。確かな造形力と表面処理のセンスが写実を超えてこのキツネの持っている特別感、まるで魂を持っているような存在感を感じさせます。
漆でこのような絵具以上の表現が可能なことは嬉しい驚きで、もっともっと他の作品も見たいという気にさせてくれます。
毎回アートかデザインかとジャンル分けが議題に上りますが、その問いかけを軽々と凌駕していく作品がこれからも見られることを願っています。

 

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