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開催概要  Prospectus

趣 旨

本展は、漆の国際公募展として1989年(平成元年)には じまり、今回、第8回目の開催となります。これまで毎回、世界の十数カ国から数多くの素晴らしい作品が寄せられており、「漆の新しい広がり」を考える国際的な展示会として高い評価を得ております。
石川は、日本の良き伝統を連綿と受け継ぎ、四季折々の季節感溢れる豊かな自然環境の中で、数多くの工芸品が作られ、暮らしの中で使われてきました。特に漆器は、輪島塗、山中漆器、金沢漆器という日本を代表する産地を有し、生活文化の中で成熟させてきました。
本展は、漆を用いた新しい生活提案や新しい感性の提案などを広く国内外に求めることにより、漆産業の活性化と漆を通じた国際交流の推進、さらには生活文化の向上を期待して開催してきました。
開催委員会では、これまでと同様に、暮らしの中の漆から新しい感性表現としての漆まで、様々な観点からの取り組みを期待しており、本展の開催を通して漆の様々な可能性を探っていきたいと考えています。


主 催

国際漆展・石川開催委員会
[構成]
石川県、金沢市、輪島市、加賀市、金沢商工会議所、輪島漆器商工業協同組合、山中漆器連合協同組合、金沢漆器商工業協同組合、㈶石川県デザインセンター


後 援

[国等]
経済産業省、日本商工会議所、日本貿易振興機構(ジェトロ)、(財)日本産業デザイン振興会、(財)国際デザイン交流協会、(株)国際デザインセンター、(財)伝統的工芸品産業振興協会、(社)日本塗料工業会、(社)日本漆工協会、日本漆器協同組合連合会、(社)日本インダストリアルデザイナー協会、(社)日本インテリアデザイナー協会、(社)日本クラフトデザイン協会、㈳日本グラフィックデザイナー協会、(社)日本ジュウリーデザイナー協会、世界漆文化会議、漆を語る会

[県内]
(財)北陸産業活性化センター、輪島商工会議所、加賀商工会議所、山中町商工会、(社)石川県鉄工機電協会、(社)石川県繊維協会、石川県インテリアデザイン協会、石川県クラフトデザイン協会、石川県ビジュアルデザイン協会、(社)石川県建築士事務所協会、石川県プロダクトデザイン協会、日本放送協会金沢放送局、北國新聞社


協 賛

[特別協賛]
アサヒ装設株式会社、高桑美術印刷株式会社、玉田工業株式会社、株式会社中島商店、ナカダ株式会社、日本通運株式会社金沢支店、株式会社バルデザイングループ、株式会社福光屋、株式会社ユニオン(50音順)
[協  賛]
株式会社イスルギ、株式会社日本エージェンシー、北陸化成株式会社、株式会社ミヤマ、株式会社山岸製作所、株式会社山越(50音順)


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作品公募

開  始  平成20年2月上旬
締  切  平成20年6月10日(火)
応募点数  13の国と地域215点(うち日本111点)

スライド審査

会  期平成20年8月6日(水)
会  場石川県デザインセンター・デザインギャラリー
審査員大西 長利 漆芸家、東京芸術大学名誉教授
権 相五 漆芸家、新羅大学校芸術大学工芸学部教授、
新羅大学校漆芸研究所所長(韓国)
樋田 豊郎 秋田公立美術工芸短期大学学長
山村 真一 デザインコンサルタント、
(株)コボ代表取締役社長
通過点数12の国と地域86点(うち日本40点)

本審査 現物作品での審査

会  期平成20年10月23日(木)
会  場石川県地場産業振興センター本館3階第5研修室
審査員栄久庵憲司 インダストリアルデザイナー 大西 長利 漆芸家、東京芸術大学名誉教授、小松 喨一 金沢卯辰山工芸工房館長、権 相五 漆芸家、新羅大学校芸術大学工芸学部教授、新羅大学校漆芸研究所長(韓国)、前 史雄 漆芸家、重要無形文化財(沈金)保持者、モニカ・コプリン ミュンスター漆器博物館館長(ドイツ)、山村 真一 デザインコンサルタント、潟Rボ代表取締役社長
出品点数11の国と地域82点(うち日本40点)

大 賞副賞1,000,000円(1点)
金賞300,000円(1点)
銀賞各100,000円(2点)
奨励賞各50,000円(4点)
審査員特別賞各30,000円(7点)
商品開発特別賞500,000円(1点)

特別座談会

日時  平成20年10月24日(金)
会場  石川県地場産業振興センター本館1階第1会議室
内容  入賞作品の講評、本審査の感想等

展示会「国際漆展・石川2009」

会期  平成21年1月21日(水)〜26日(月) 6日間
会場  めいてつエムザ8階催事場(金沢市)
内容  入賞、入選作品82点を展示
併催  企画展示「漆の新しい広がり」
国内の漆器主要産地・企業等の新商品開発や
用途開発の動向を展示紹介


巡回展「国際漆展・石川2009 輪島展」

会期  平成21年2月26日(木)〜3月22日(日)
会場  石川県輪島漆芸美術館
内容  入賞、入選作品80点を展示

ごあいさつ

中島秀雄
国際漆展・石川開催委員会委員長
( (財)石川県デザインセンター理事長 )

国際漆展・石川も今回が第8回目を迎えることとなりました。これまで毎回、世界の十数カ国及び地域から数多くの素晴らしい作品が寄せられており、「漆の新しい広がり」を探る国際的な展示会として高い評価を得ております。
これもひとえに、本展にご出品をいただきました国内外の漆の作り手の皆様方や精力的に審査とご助言をいただきました審査員の先生方、そして石川県、金沢市、輪島市、加賀市をはじめ関係各位のご支援ご協力の賜と心より感謝を申し上げます。本展は、漆を用いた新しい生活提案や新しい感性の提案などを広く国内外に求めることにより、漆産業の活性化と漆を通じた国際交流の推進、さらには生活文化の向上を期待して開催してきました。輪島塗、山中漆器、金沢漆器という日本を代表する漆器産地を有する石川県で、このような漆の国際公募展を継続開催していく意義はたいへん大きいものと考えています。
また今回は、より一層の産業振興が図られることを願い、商品開発特別賞という新しい賞を設けましたところ、国内漆器産地を中心に数多くの作品応募がありました。
開催委員会では、暮らしの中の漆から新しい感性表現としての漆まで、様々な観点からの取り組みを期待しており、今後も、本展の開催を通して漆の様々な可能性を探っていきたいと考えています。
最後に、本展の開催にご支援とご協力をいただきました関係各位に重ねてお礼を申し上げまして、ご挨拶といたします。

ごあいさつ

谷本正憲
石川県知事

「国際漆展・石川2009」の開催を心よりお慶び申し上げます。
本展は世界で唯一の漆の国際公募展として平成元年にスタートされ、新しい漆の方 向性を広く各方面に提示するにふさわしい展覧会に成長し今回で8回目を迎えること となりました。
今回は「漆の新しい広がり」をテーマに、漆を用いた新しい生活提案や新しい感性 の提案など、広く国内外に求めて公募が行われた結果、日本をはじめとする世界13の 国・地域から215点もの応募作品が寄せられました。
このことは、漆の国際公募展として広く浸透し、世界的な関心と評価が高まってい ることの現れであり、これまで開催に携わられた関係の皆様方のご尽力の賜であると 深く敬意を表します。
本県は、日本の良き伝統を連綿と受け継ぎ、四季折々の季節感溢れる豊かな自然環 境の中で、数多くの工芸品が作られ、暮らしの中で使われてきました。特に、輪島、 山中、金沢という日本を代表する漆器産地を有し、長い歴史と風土に培われた漆器づ くりの伝統が今も生活の中に息づいております。
本展は、国際レベルの作品の中から漆の新たな用途、技法、斬新なデザインによる 商品開発の方向性など、漆の今後の可能性を見出すことができる絶好の機会であり、 本県の漆産業にとって大変意義深いものであると同時に、漆を身近なものとして私た ちの日常生活に活かしていくことにも大きく寄与するものと考えております。
是非、全国各地から多くの皆様方にご鑑賞いただくことを心より願っております。
今後とも、本展が漆を通じた国際交流の促進や産業の活性化、さらには、ゆとりと 豊かさのある生活・文化の実現につながりますことを心から祈念申し上げまして、ご 挨拶といたします。

ごあいさつ

山出 保
金沢市長

「国際漆展・石川2009」が盛大に開催されましたことを心からお慶び申し上げます。
本展は、漆の国際公募展として、毎回、世界各国から数多くの作品が寄せられてお り、漆の新しい広がりを考える国際的な展示会として高い評価を得ております。今回も すばらしい作品が集まり、充実した展示会となりましたことを誠に喜ばしく思います。 これもひとえに関係各位のご尽力の賜物と、深く感謝と敬意を表しますとともに、この たび入賞・入選されました皆様方には、心からお祝いを申し上げます。
漆は塗りの美しさとその実用性により、昔から暮らしの中で愛用されてきました。し かし、現在の社会環境やライフスタイルの急激な変化に対応するため、漆を含めた伝統 工芸は活路を模索しております。今回、商品開発賞という新たなジャンルを設け、新し い漆の活用法を提案されました。漆という自然素材のもつ特性、伝統の積み重ねによる ものづくりの技法は、現代においてこそ活用されるべきものです。
本市におきましても、2006年秋からファッションや工芸など金沢の付加価値の高いも のづくりを内外に向けて発信する「ファッションウィーク」を開催してまいりました。 今年度から名称を「おしゃれメッセ」とし、伝統工芸や繊維などの新しい製品の提案を 行うとともに、新たな産業の創出を目指しております。
本展の方向性にものづくりの視点を取り入れられたことは、誠に意義深いことと考え ます。今後とも本展が世界最高峰の漆の国際公募展として、ますます発展されますよう 大いに期待いたします。
最後に、本展の開催を機に、漆を通じた国際交流がより一層推進されますとともに、 産業の活性化に大きく寄与しますことを祈念いたしましてごあいさつといたします。

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事務局

国際漆展・石川開催委員会事務局
〒920-8203 金沢市鞍月2丁目20番地
石川県地場産業振興センター新館4階 (財)石川県デザインセンター内
TEL(076)267-0365 FAX(076)267-5242
http://www.design-ishikawa.jp/

Secretariat

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